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不動産・住宅系に相性の良いマーケティング6選

不動産・住宅系マーケティング

不動産・住宅系の会社が持つ、

「どうやって集客数を増やせば良いか分からない」

「不動産会社でおすすめのマーケティング手法ってどんなものがあるの?」

「色々と試してみたが、イマイチ集客ができていない」

といったお悩みにお答えします。

この記事では、中小の不動産・住宅系の会社向けに、効果的なマーケティング手法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

不動産・住宅系のマーケティングで失敗しないためのポイント

マーケティングを成功させるために重要なのは、マーケティング戦略を策定することです。

むやみに集客活動を始めてしまうと、次のような事態が起こりかねません。

  • 本来ターゲットなるべき層と異なる層にアプローチをしてしまい、反響はあるが成約に繋がらない
  • 市場のトレンドと異なるアプローチをしてしまった結果、全く反響がない
  • 経営資源(ヒト・モノ・カネ)の浪費

そこでまず、不動産・住宅系の会社のマーケティングにおいて、失敗しないために覚えておくべきポイントを3つ覚えておきましょう。

  • 見込み客のセグメント
  • 現代の顧客行動の把握
  • 競合と差別化するためのブランディング

ここでは、これらの3つのポイントをわかりやすく解説します。

見込み客のセグメント

現在の不動産・住宅系の市場は、少子高齢化の影響によって縮小傾向とされています。

そのため、見込み客となるターゲットのセグメントをしっかり行い、適切にアプローチしていくことが重要になります。

現代の顧客行動の把握

現代では、インターネットによる情報収集を誰でも当たり前に行うようになり、成約までの顧客行動も変化してきています。

そのため、現代の見込み客の行動がどのようになっているかを把握し、顧客行動に沿ったマーケティングを行なっていくことが効果的です。

なお、インターネットの普及に伴う顧客行動の変化は、一般的なマーケティング論では以下のように説明されています。

【インターネット普及前】

・AIDMA(認知(Attention)→興味(Interest )→欲求(Desire)→記憶(Memory)→購入(Action))

※1900年代に生まれた消費行動モデル

【インターネットの普及後】

・AISAS(認知(Attention)→興味(Interest )→検索(Search)→購入(Action)→共有(Share))

※2004年に生まれた消費行動モデル

・DECAX(発見(Discovery)→関係構築(Engage)→確認(Check)→行動(Action)→体験共有(eXperience)

※SNS、インターネットなどの情報量の増加に伴い近年生まれたモデル

これを不動産・住宅系の業界に落とし込むと、次のような顧客行動がイメージできます。

【インターネット普及前】

・認知する→興味を持つ→来店・相談→欲しいと思う→記憶して思い出す→成約

【インターネットの普及後】

・認知する→興味を持つ→検索する→来店・相談→成約→SNSなどで共有する

インターネットの普及前と後を比べると、認知〜来店までに「検索」をする顧客が増えたことで、成約までの期間が増えた点もポイントです。

以上のことを踏まえ、自社の顧客行動を分析してみましょう。

競合と差別化するためのブランディング

数ある企業の中から自社を選んでもらうためには、見込み客を惹きつける、他社とは違う魅力が必要です。

そこで、競合と差別化するためにポイントとなるのが、ブランディング戦略です。

例えば、一般的なブランディングのやり方としては

  • キャッチコピー
  • テーマカラー
  • ロゴ
  • イメージソング
  • キャラクター

以上のようなものがありますが、競合調査や分析を行った上で適切なやり方を選びましょう。

不動産・住宅系に相性の良いマーケティング手法6選

不動産・住宅系に相性の良いマーケティング手法には、次の6つがあります。

  • SEO対策
  • リスティング広告
  • ポータルサイトへの掲載
  • 一括査定サイトへの掲載
  • SNS
  • チラシ

ここでは、それぞれのマーケティング手法の特徴や簡単な始め方などをお伝えします。

SEO対策

SEO対策は、検索エンジン(Google、Yahoo!など)の検索結果で上位表示をすることで、そのキーワードで検索したユーザーを自社のホームページに集客する手法です。

基本的には、SEO対策自体は無料ででき、さらに上位表示されている間は自動的に集客できます。

SEO対策では、見込み客にアプローチできるキーワードを選定し、キーワードで上位表示されているサイトの分析や、検索エンジンのアルゴリズム(上位表示に対する計算式)を考慮しながら施策を行なっていきます。

ただし、近年ではアルゴリズムの複雑化や、SEO対策に取り組む企業数の増加などから、SEO対策の難易度が上がっており、コンサルに依頼する企業が多くなっています。

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果で最上部に表示されている「広告」のことです。

広告料を支払うことですぐに表示されるため、上位表示に時間がかかるSEO対策と比べると、即効性のあるマーケティング手法です。

始め方の手順は大まかに次のとおりです。

  1. アカウントを開設
  2. キャンペーンを作成
  3. 広告グループを作成
  4. 広告を指定
  5. キーワードを設定
  6. 予算を設定
  7. 審査を受ける
  8. 広告掲載開始

なお、Googleに出稿する場合は「Google広告」、Yahoo!の場合は「Yahoo!プロモーション広告」でそれぞれ設定する必要があります。

ポータルサイトへの掲載

すでに集客力があるポータルサイトに掲載することも、自社の露出を増やす方法として効果的だといえます。

例えば、

  • スーモ
  • ホームズ
  • アットホーム

などは、知名度が高く、さらにSEOにおいても強いサイトのため、上手く活用できれば効果的な集客となるでしょう。

ただし、従量課金や反響課金といったかたちで料金が発生するため、自社の予算に合わせた戦略を検討してください。

一括査定サイトへの掲載

こちらは、売主となる見込み客限定の集客手法となりますが、一括査定サイトへの掲載も有効です。

反響課金で見込み客の情報を得られるため、費用対効果は高いといえます。

ただし、一括査定では自社だけでなく複数の競合会社にも問い合わせされているケースがほとんどです。

そのため、営業活動に力を入れないと成約率で苦戦する可能性があることも覚えておきましょう。

SNS

不動産・住宅系において、SNSの活用は、今すぐ成約に繋がる見込み客へのアプローチではなく、将来的に成約に繋がる可能性がある見込み客向けと捉えておくと良いでしょう。

特に、ブランディングにあたっては非常に効果的ですので、自社のPRに繋がる写真や情報を投稿していきましょう。

チラシ

チラシの配布やポスティングは少しアナログなマーケティング手法に考えられがちですが、不動産・住宅系の会社には今でも有効な手法といえます。

配布エリアを戦略的に考えることでターゲットの絞り込みも可能ですし、デザインやコピーの内容で高い効果を得ることも可能です。

まとめ

不動産・住宅系で押さえておくべきマーケティングのポイントと、相性の良いマーケティング手法をご紹介しました。

今回の記事が、貴社のマーケティング活動のお役に立てれば幸いです。