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コンバージョンを最大化できる、LPO対策の実践方法!

LPO対策!

縦にスクロールして情報を閲覧する1ページ完結の「LP(ランディングページ)」は、主に商品やサービス購入、資料請求といった成約(コンバージョン)を発生させるためのページです。

LPではまず広告などでLP自体の宣伝を行い、見込み客の誘導を行います。そしてコンバージョンへつながるよう内容を展開していくわけですが、残念ながら多くの見込客はコンバージョン前にLPから離脱してしまいます。離脱をなるべく防ぎ、効率よくLPでコンバージョンを発生させるためには「LPO(ランディングページ最適化)」対策が必須です。

そこで今回は、今すぐ実践できるLPO対策手法を分かりやすく解説していきます。「LPの成果が上手く出ないが、どうすればコンバージョンにつながりやすくなるか分かりやすく解説してほしい」という方はじっくりご覧ください。

ファーストビューでユーザーを引きつける

LPが表示される際、見込客にはまずページの一番上の部分(ファーストビュー)が見えます。ここでユーザーにテーマが伝わらず魅力的でないと思われた場合、そこから下へスクロールすることはなくすぐ離脱が発生してしまいます。

まずはファーストビューを確認し、問題があると発覚した場合は改善を行いましょう。

たとえばファーストビューのコピーが「おいしい漬物」だけだったら、ユーザーはどのようにおいしいか理解できません。また「最近有名な○○大根を使った、製法にもこだわった漬物」とただ特徴を羅列するだけでは、ユーザーに刺さるLPとはなりません。

この場合「巷で話題の○○大根を使用!製法にも妥協なしの最高においしい漬物」などと上手く感嘆符を使ってメリハリをつけ、どんな漬物かがはっきりすればユーザーの興味を引きやすくなります。

またコピーだけでなく、トップ画像も重要です。トップ画像には商品やサービスの特徴が一目でわかる、目立つ画像を使いましょう。

上記漬物の例で言えば漬物のパッケージを漫然と表示した画像ではなく、実際に切られて食卓に並んでいる画像だと臨場感が出るはずです。場合によってはトップで商品紹介動画が再生されるような仕組みも導入したりして、上手く離脱防止を図りましょう。

LP全体のデザインをターゲットにマッチさせる

ファーストビューに限らず、LP全体のデザインも重要です。雰囲気が合っていないとターゲットユーザーから「このLPは自分向けではない」と勘違いされ、離脱の原因にもつながってしまいます。

たとえば若い女性向けのLPであれば赤やピンク、黄色といった華やかで明るい色がデザインに向いています。また高齢男性向けLPであれば黒や金色など、高級感が出て落ち着きのある色のほうがデザインに向いています。実際の商品やサービスによって使うべき色は変わってきますが、基本はターゲットユーザーに合わせたカラーリングでLPを仕上げたほうが効果が出やすいです。

注意してほしいのは、色の組み合わせです。あまりにもたくさん色を使ってLPをデザインしてしまうと、取っ散らかった印象になってテーマが伝わりにくくなります。できれば数色に色を絞って、LPデザインができればテーマからぶれにくい統一性のあるデザインになります。

たとえば高級感を出したい場合、黒と金、そして赤を組み合わせます。黒と金を多用して落ち着いて豪華な雰囲気を出しつつ、ところどころに赤を使ってアクセントをつけ物足りなさをなくします。

近年ではWebサイトに余計な装飾を施さずシンプルにする、「フラットデザイン」や「ミニマルデザイン」などのデザイン手法が広がっています。LPを制作する際もフラットデザインやミニマルデザインを意識すると、取っ散らかった印象のLPを作ってしまう危険性を減らせます。

CTA(コール・トゥ・アクション)ボタン配置などを工夫する

LPにおいて、「CTA(コール・トゥ・アクション)」は重要な要素です。CTAボタンが押されることで資料請求や商品・サービス購入へユーザーを誘導できます。

LPを読み終えた後、CTAボタンを表示しているケースもあるかもしれません。しかしその場合多くのユーザーが離脱してからボタンが表示されるため、コンバージョン率が低くなってしまう可能性があります。

この場合はCTAボタンを増設し、ファーストビュー近くにCTAボタンを持ってくるなど先に配置することでコンバージョン率増加を見込める可能性があります(実際化粧品LPなどでは、冒頭や商品説明の途中にいくつもCTAボタンが用意されています)。

またカラーリングや文章など、CTAボタンに関する項目を工夫することでコンバージョン率を挙げられる可能性があります。

たとえばただ単色で塗るのではなく、グラデーションを掛けながらボタンを装飾します。そしてマウスカーソルなどが当たった際押し込まれたようにボタンが動くなど仕掛けがあると、ユーザーがCTAボタンを押してくれる可能性が高まるかもしれません。

また文章ではすぐユーザーがCTAボタンを押してくれるよう「限定〇名」「今すぐ予約」などの行動を促すフレーズを入れると、クリックやタップへつながりやすくなります。

他にもスクロール位置ごとにCTAボタンフレーズを変えてみるなど、さまざまなCTAボタン施策があります。アフィリエイト関係の知識も役に立ちますので、ぜひチェックしてみてください。

EFO(エントリーフォーム最適化)を行う

LPに見込客が興味を持って購買意欲が高まったら、いよいよコンバージョンアクションへと移行します。商品やサービス購入や資料請求などを行う際は、必要な情報をエントリーフォームへ入力していきます。

しかし実はこのエントリーフォームへの入力の際に、多くの見込客が離脱してしまいます。せっかくつかんだ見込み客を取り逃すのは、大きな痛手です。

エントリーフォームが原因で離脱してしまう原因には、

  • 入力項目が多過ぎる
  • オートコンプリート(入力補完機能)などが実装されていなくて面倒
  • スマホで入力しにくい構造である

といったことがあります。

ですからLPで上手く効果を出すためには、エントリーフォームを最適化する「EFO(エントリーフォーム最適化)」を行う必要もあります。

  • 根本的に必要のない項目数を減らしてスッキリさせる
  • 郵便番号入力だけで住所が一部自動入力されるAPIなどを導入する
  • タップだけで入力できる項目を増やし、文字入力の際は全角・半角などを固定する

こういった対策を行うだけで、大きく離脱率を減少させられる可能性があります。

ヒートマップツールなどの分析ツールを使う

これまでご紹介してきた対策手法は、分析ツールで改善点を見つけた上で行います。そしてLPの分析ツールとして有効なのが、「ヒートマップツール」です。

ヒートマップツールでは、どの要素に問題があるかを数値やグラデーション表示などで可視化できます。ページの一つ一つの要素を細かく分析できるので、気づかなかった改善点も発見できるはずです。

「Ptengine」など、各社からさまざまなヒートマップツールが提供されています。LPOを行う際は、ぜひLP内にヒートマップツールを導入してください。

まとめ

今回は今すぐ実践できる、LPO対策の実行方法について解説してきました。

LP内のファーストビューやCTAボタン、エントリーフォームなどを改善することで大きく離脱率を下げ、効率よくコンバージョンへとつなげられるLPを用意できます。LPO対策を行う際はまずヒートマップツールなどで改善点を洗い出し、適した対策を実行してください。

ぜひLPOで、あなたの会社のLPを意味あるものに改善していってください。