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【総合的に見ると効果あり!】SEO対策とSNSの関係性を解説

SEOにSNSを活用!

Webコンテンツの代表格として、「SNS」は現在大きな存在感を放っています。多くのユーザーがSNSを使い、他の方との交流を深めたり面白い投稿を眺めたりしています。

Web担当者としては「パワーのあるSNSを上手く活用し、自社WebサイトにSEO対策を施せないか」と思う場合もあるでしょう。残念ながら通常SNSと組み合わせても直接的なSEO効果は見込めませんが、間接的にSEO効果を高めることは可能です。

今回はSEO対策にSNSを絡めるメリットや注意点、そして組み合わせる際行っておくべき作業などをご紹介していきます。「SNSをどう活用すれば、SEOに効果があるか知りたい」という方は、ぜひご覧ください。

SEO対策にSNSを絡めるメリット

SEO対策に上手くSNSを絡められると、次のようなメリットがあります。

  • SNSの情報検索ツールしての強みを活かせる
  • ナチュラルリンクを増やしやすくなる
  • 拡散により大量の流入を狙える可能性もある

SNSの情報検索ツールとしての強みを活かせる

SNSは、単にフォロワーと交流を取るためのツールではありません。最近では、検索ツールとしても利用されています。

少し古いデータになりますが、SNSマーケティングなどを手掛ける「LIDDELL株式会社」が若者を対象によく使っている検索ツールについてデータを取っています。

それによると

  • Google・・・33%
  • Yahoo・・・12%
  • Twitter・・・31%
  • Instagram・・・24%

と、Googleの利用率1位は揺るぎませんでしたが2位に「Twitter」、3位に「Instagram」がつく結果となりました。そして日本ではGoogleと並んで代表的な検索エンジンサービス「Yahoo」は、大きく引き離されて4位になっています。

SNSは最新ニュースなどトレンドを探すのに使われているようで、最新の情報を早く取得できるツールとして人気を呼んでいます。またSNSでは検索の際、「ハッシュタグ(#つきのSNS上でのキーワード)」を使って検索するユーザーも増えています。

ですからジャンルやタイミングによっては難しいかもしれませんが、自社Webサイトの新着情報をトレンドと上手く組み合わせられれば、検索結果投稿で自社コンテンツに関する投稿が上位に上がりユーザーの目につきやすくなります。

目がつきやすくなればSNS経由での流入を見込めたり、自社メディア向上などにもつながります。

現在SNS検索を行っているのは若者中心ですが、将来的にはその層が大人になりまた次のデジタル・ネイティブが登場すればSNS検索ユーザーは増えるでしょう。将来に備える意味でも、自社Webサイトに関する情報をSNSで流すのは効果がある手法と言えます。

ナチュラルリンクを増やしやすくなる

現在SEO対策としてトレンドになっているのが、「ナチュラルリンク」です。

「ブラックハットSEO対策(悪質なSEO対策)」として被リンク購入などの行為は厳しく制限されるようになりましたが、一方で自然に生成されたナチュラルリンクの重要性は増しています。以前より影響は落ちていますが、ナチュラルリンクを増加させられれば大きなSEO効果を見込めます。

ナチュラルリンクをつけてもらうには、自社サイトのことを多くの方に知ってもらう必要があります。しかしオーガニック検索からの流入だけに頼っていても、関連キーワードで検索したユーザーしか自社サイトを認識しないのでナチュラルリンク増加が難しくなります。

SNSではフォロワーに対して、自分の投稿を共有して表示できる機能があります。これにより直接関連性はなくても、見込み客が自社の投稿から自社Webサイトについて認知してくれる可能性もあります。またハッシュタグ検索や他フォロワー経由で、自社投稿が他の方に表示される可能性もあります。

このように広い範囲で自社Webサイトの認知拡大ができるのも、SNSをSEO対策に活用するメリットです。

拡散により大量の流入を狙える可能性もある

SNSの大きな特徴と言えば、拡散です。

ユーザーの興味を引いた投稿はいわゆるバズる現象が起き、多くのユーザーに情報が共有されます。実際SNS広告が大きな反響を呼び、かなりのバズ効果を発生させたケースもあります。

自社Webサイトが面白い内容でSNSでの投稿自体もユーザーの興味を引くものであれば、それだけ拡散される可能性が高くなります。拡散されれば認知度も高くなり、またSNS経由で流入して大量のページビューなども稼げるようになる可能性があります。

このように拡散される可能性も秘めているのも、SNSをSEO対策に活用していきたいポイントです。

SEO対策にSNSを絡める際の注意点

SEO対策にSNSを絡める際は、次の点に注意しましょう。

これまでSEO対策にSNSを絡めるメリットをご紹介してきましたが、当然注意点もあります。

まず「Google」は公式にて、「SNS上で指定のWebサイトが多くのいいね!を獲得したりして大きな注目を集めていても、直接検索結果のランキングには影響しない」という見解を公表しています。Googleの検索エンジンアルゴリズムはYahooも利用していますから、日本で公開されているWebサイトのほとんどはSNS上で高評価を受けても、検索結果上影響を受けることはありません。

ただし2019年9月に、Googleは今までのSNSなど新しいWebコンテンツに関する対応を少々変更してきました。

今までSNS上のリンクには「nofollow属性(リンク先をクロールしないことなどを表す)」が付与されており検索エンジンはこれに従っていましたが、nofollow属性は単なる評価参考にとどめるという方針になりました。これによりnofollow属性がついているリンクでも、条件に当てはまれば評価される可能性が出てきました。

将来的にGoogleのSNSへの対応方針がまた変わる可能性もあるので、Web担当者は定期的にGoogle公式をチェックしておきましょう。

また世界的には大きなシェアを誇る「Bing」では、SNS上でのWebサイト反応もランキング評価に入っています。グローバルに閲覧されるWebサイトを制作している場合は、Bingをはじめ他の世界中の検索エンジンもチェックして、SNSへの対応がどうなっているかよく確かめておきましょう。

SEO対策とSNSを組み合わせる際に行っておくべき作業

ここからは、SEO対策にSNSを組み合わせる際行っておきたい作業について解説していきます。

  • 自社SNSでターゲットユーザーをフォローする
  • コンテンツにSNSのシェアボタンなどを設置する
  • 質の高い、共感されやすいコンテンツを作る

自社SNSでターゲットユーザーをフォローする

SNSで上手く自社Webサイト認知度を高めるためには、まず興味のありそうなユーザーをフォロワーとして獲得する必要があります。

たとえばハンバーガーショップのWebサイト記事であれば

  • 毎日のようにハンバーガーショップに通っている
  • ファーストフードが好きでよく食べている
  • パン好きである

こういった特性を持ったユーザーであれば、Webサイトに興味を持ってくれやすくなります。

まったく自社のWebサイトコンテンツ内容に関係なく、興味もなさそうな方にアプローチを掛けても意味がありません。まずはターゲットユーザーとして、フォロワーを上手く獲得する作業から始めましょう。

コンテンツにSNSのシェアボタンなどを設置する

SNS経由でWebサイト認知度を高めるには、シェアされやすい仕組みを作ることも重要です。

SNSユーザーはもたつくのを嫌いますからすぐに自社Webサイトがシェアできない状況にある場合、シェアを取りやめてしまう可能性もあります。そうならないように、その場でシェアができるボタンなどをWebサイト上に設置しましょう。

こうすれば手間を掛けずにすぐシェアなどを行えるので、自社WebサイトがSNS上で拡散されやすくなります。

質の高い、共感されやすいコンテンツを作る

当然ながら、シェアされやすい質の高いコンテンツを作らないと意味がありません。

見ただけで分かりやすく、内容も共感できるようなWebサイトを制作すればシェアなどの可能性が上がります。またブランディングのためにもテーマは大きくずらさず、統一しておくとよいでしょう。

まとめ

今回はSEO対策にSNSを組み込むとどういったメリットがあるのか、また注意点や対策の際行っておくべき作業などを解説してきました。

直接的な効果は見込めませんが、SNSで自社Webサイトに関する投稿を流せば認知度向上、閲覧数増加、拡散などSEO的にも効果があります。SNSを活用する際はターゲットユーザーを積極的にフォローするなど、準備も忘れないでください。

ぜひSEO対策にSNSを活用して、自社Webサイトを成長させてください。