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効果を最大限に!Youtube広告の動画種類と使い分け方のコツ

Youtube広告種類と使い分け方

「Google」が提供している「Youtube広告」は、最大手動画プラットフォームYoutubeを活用して広告を表示可能です。動画広告の種類もさまざまで、企業は自社に合った広告を選んで出稿し効果を計測しながら確実にマーケティングにつなげられます。

Youtube広告を検討する際は事前にどんな種類の広告が用意されているか、またそれぞれの特徴はどうなっているのかなどを知っておくと参考になります。

今回はYoutube広告の動画種類と、それぞれの動画の使い分け方のコツなどを分かりやすくご紹介していきます。「Youtube広告の種類を知って、今後の施策の参考にしたい」と思っている方は、ぜひご覧ください。

Youtube広告の動画の種類

Youtube広告には、次の種類があります。

  • スキップ可能な動画広告
  • スキップ不可の動画広告
  • バンパー広告
  • ディスカバリー広告
  • ディスプレイ広告
  • オーバーレイ広告
  • スポンサーカード
  • アウトストリーム広告

スキップ可能な動画広告

ユーザーが動画を視聴しているときに、その動画内で表示される広告(インストリーム広告)の一種です。

動画再生前(プレロール)、動画再生完了後(ポストロール)、また10分以上の動画の場合は再生中(ミッドロール)に広告が表示されます。ユーザーは動画広告配信開始後、5秒後に広告をスキップ可能です。

この形式では30秒未満の動画はすべて、また30秒以上の動画は30秒以上視聴、及びクリックされないと課金されません。つまりユーザーが動画に対し有効なアクションを取った際にしか課金されないので、広告費を抑えやすいのがメリットです。

ただし途中でスキップされ、動画の全容が伝わらないと効果が薄くなります。スキップされないよう、ストーリー性があるなどユーザーがつい最後まで見たくなってしまうような動画を制作しましょう。

スキップ不可の動画広告

スキップ不可の動画広告は、動画が自動で最後まで再生される動画広告タイプです。

掲載できる動画の長さは15秒以内で、ユーザーはスキップせずに最後まで広告を視聴する必要があります(地域によっては20秒以内)。ですからユーザーが最後まで広告を視聴してくれやすく、認知度を高めやすいというメリットがあります。

ただし現代人は平均で10秒未満しかものごとに集中できないので、15秒ぎりぎりでテーマが伝わりにくい動画を作ってしまうとユーザーに返って嫌がられ、ブランドイメージが下がってしまう可能性もあります。スキップ不可の動画広告を制作する際は、できるだけ短い時間でテーマがすぐ伝わる無駄のない動画にしましょう。

バンパー広告

スキップ不可の広告の短い版ともいえるのが、このバンパー広告です。

最長6秒の動画を掲載して、訴求ができます。ユーザーはスキップ不可の動画広告と同じく、バンパー広告を最後まで再生しないと動画を視聴できません。ただしスキップ不可の動画広告よりすぐ動画が終わるため、ユーザーの心理的負担は軽く嫌がられる可能性を下げながら認知できます。

ただし6秒以内という限られた時間で、効率よく面白くテーマを伝えられる動画広告スキルが必要です。

ディスカバリー広告

「ディスカバリー広告(TrueView ディスカバリー広告)」は、Youtubeの検索結果や視聴動画の関連動画の一覧に表示される広告です。

通常の動画と同じ形式(ネイティブ広告形式)ではめ込まれるので違和感がなく、興味があればユーザーがクリックして動画を再生してくれる可能性があります。またクリック課金型で、表示されただけではコストがかからないのもメリットです。

その分競合として表示されている動画に負けないような、タイトルとバナーだけで訴求ができるセンスが求められます。

ディスプレイ広告

「ディスプレイ広告」は、パソコン限定のバナー広告です。

視聴中動画の右側などに大きく表示され、目立ちやすいのがメリットです。また動画内に表示される形式ではないため、ユーザーの動画視聴を邪魔しません。

ただし通常のバナー広告と同じく、ターゲットユーザーに刺さらないような広告を打つと嫌われる可能性があります。ですからディスプレイ広告を運用する際はターゲットユーザーを分析して動画といっしょについクリックしたくなるような、魅力的なクリエイティブを作成する必要があります。

オーバーレイ広告

「オーバーレイ広告」も、パソコン限定のバナー広告です。

ディスプレイ広告と違って、動画再生中下部分に細長いバナー形式で表示されます。ユーザーはすぐ広告を「×」アイコンで消すことができ、下部分に小さく表示されるため嫌がられる可能性も低くできます。

その代わり目立ちにくいのがネックとなっています。オーバーレイ広告を打つ際は、視聴中の動画と関連するついクリックしたくなるようなフレーズや画像をクリエイティブに使うのが重要です。

スポンサーカード

引用:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja

「スポンサーカード」は、少し変わった形式の動画広告です。

ユーザーが視聴中の動画に関連すると思われる商品やサービスを、Youtubeが自動選定して動画内にカードのような画像で表示してくれます。ユーザーがカードをクリックすると、商品やサービス紹介のコンテンツへアクセスできます。

カタログのように動画に関係する商品やサービスをバナー表示できるため、商品やサービスを検討しているユーザーが興味を持ってくれやすいメリットがあります。

アウトストリーム広告

「アウトストリーム広告」は、「アウト」とついている通りYoutubeの外で流れる動画広告です。モバイル端末にのみ表示され、モバイルに最適化された動画広告を表示可能です。

Youtubeは他動画投稿プラットフォームと比較すると圧倒的なユーザーを抱えていますが、それでも取りこぼしてしまうターゲットも存在します。またYoutube単体だと、マーケティング効果に限界があります。

アウトストリーム広告によりモバイル端末のユーザーを新たにターゲットにできることで、認知度向上やYoutubeとのマーケティング相乗効果などを見込めます。

Youtube広告の使い分け方のコツ

ここからはYoutube広告をどう使い分ければよいのか、コツをご紹介していきます。

  • 初心者はスキップ可能な動画広告
  • 認知度向上にはインストリームとアウトストリーム広告
  • コンバージョン重視の場合はディスカバリー広告

初心者はスキップ可能な動画広告

Youtube広告は種類が多いため、あの種類もこの種類もとさまざまなタイプに手をつけたくなるでしょう。ただし手をつけすぎると検証の時間も減少してしまい、動画運営の手間とコストも掛かってきます。

Youtube広告運営になれていない内は、スキップ可能な動画広告をおすすめします。

掲載可能な動画再生時間に制限がなく、料金が発生するのは動画をある程度視聴したユーザーがいる場合のみです。つまり動画制作のノウハウを身につけながら、上手くコストコントロールしてYoutube広告を運営できます。

まずはスキップ可能な動画広告でノウハウを身につけ、それから他の動画広告タイプにも手をつけてみるとまとめて手を出すよりもスムーズに広告運営できるでしょう。

認知度向上にはインストリームとアウトストリーム広告

認知度向上には、インストリーム広告とアウトストリーム広告がおすすめです。

インストリーム広告は動画中に表示されるため、ユーザーの目に必ず入ります。自動で流れるので急にコンバージョンへつながる可能性は高くありませんが、「この動画広告はこの商品やサービスについての紹介動画だった」と認知度を向上させられます。

またアウトストリーム広告は、Youtube以外でもターゲットユーザーに認知が可能です。インストリーム広告とアウトストリーム広告を組み合わせれば、大規模な商品やサービス認知も可能です。

もちろん魅力的な動画を作成すれば、いきなりコンバージョンへつながる可能性もあります。広告とは言え、結局はYoutube上で流れますから動画制作スキルが重要なのは心にとめておきましょう。

コンバージョン重視の場合はディスカバリー広告

コンバージョン重視の場合は、ディスカバリー広告を選びましょう。

ディスカバリー広告は強制的に再生されない分、検索結果や関連動画として表示された広告に興味のある熱意の高いユーザーしか視聴しません。その分コンバージョンにもつながりやすく、効果の高い広告タイプでもあります。つまり検索エンジンにコンテンツがリスト表示される、「リスティング広告」に近いものがあります。

商品やサービスの認知度が低い場合はまず広告をインストリームやアウトストリームを流し、それからディスカバリーでコンバージョンを狙うと効果的でしょう。

まとめ

今回はYoutube広告の種類と、それぞれの場面に適した使い分け方をご紹介してきました。

インストリーム系の広告からアウトストリーム系の広告、さらにはバナー系の広告など、Youtube広告ではさまざまな形式の動画広告を出稿できます。Youtube広告を運営する際はそれぞれの広告タイプの特徴やメリット・デメリットをつかみながら、分析を行い広告効果を適切化することが重要です。

ぜひYoutube広告を活用して、自社の認知度向上やコンバージョンへつなげてください。