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BtoBサイトで成果を高めるためのCVR改善施策を紹介

CVR改善施策

「自社のサイトのCVRを改善したいけれど、やり方がわからない」

「CVRを改善するときの着眼点を知りたい」

今回は、上記のような疑問や悩みをお持ちの方のために、CVR改善施策を具体的にご紹介します。

特に効果的なもののみをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。

CVR(コンバージョン率)が低い原因

CVRが低い原因としては、「トレンド」や「季節要因」といった市場による原因と、Webサイトに原因がある場合の2つにわけられます。

市場に原因がある場合

「トレンド」や「季節要因」を疑う場合、Googleトレンドや、自社が保有しているこれまでの売り上げデータ、市場アンケートなどから分析し、今後の戦略を練り直す必要があるでしょう。

Webサイトに原因がある場合

Webサイトに原因がある場合は、以下のような要因が考えられます。

  • エントリーフォームが複雑
  • コンバージョンまでの導線が分かりづらい
  • 信頼性がない
  • サービスの魅力が伝わらない(魅力的なサービスでない)
  • 競合他社より有利な点が訴求できていない
  • Webサイト自体が見づらい

これらの問題を改善することで、CVRが200%以上も向上するケースがあります。

改善施策としてはシンプルなものも多く、これらの問題を無視しているのは非常に勿体無いことです。

そこで、次の項からはCVR改善のための具体的な施策を紹介していきます。

CVR(コンバージョン率)の改善施策①:CTA

まず始めに検討してもらいたいCVRの改善施策は、CTAです。

CTAは、比較的簡単に改修可能で、かつ、CVRの改善に大きな影響を与えることが多いです。CTAの改善施策の中でも特におすすめなのは次の方法です。

  • グローバルナビゲーションにCTAを設置する
  • ランディングページのファーストビューにCTAを設置する
  • コンテンツの最後に自然な流れでCTAを設置する【例】CTAに誘導するための文章を入れる など
  • CTAは、他のボタンよりも目立つ色やデザインにする【例】補色を使う、サイズを大きくする、動的なものにする など
  • ユーザーの視線を止めるためにCTAを中央揃えにする

簡単に実施できて、早く効果が出やすい施策ばかりですので、ぜひ試してみてください。

CVR(コンバージョン率)の改善施策②:ランディングページ

ランディングページは、ユーザーが1番最初に目にする重要なページです。

BtoBサイトの場合、指名検索によって流入するユーザーのランディングページが、ホーム画面になることも多くあります。

そのため、よくある企業サイトをただ真似するのではなく、CVRを意識した設計にしておく方が効果的だと考えます。

ランディングページにおける効果的なCVR施策は以下のとおりです。

  • メインビジュアルは、商品やサービスが印象に残りやすいものにする
  • 読み込みに時間がかかる設計は避ける【例】「loading」や「会社ロゴ」などが数秒表示されてからランディングページが表示される設計 など
  • 商品やサービス、企業を訴求するコピーは日本語にする
  • ペルソナは、商品やサービス、企業をよく知らない人にする
  • ファーストビューに不要な広告やバナーを設置しない
  • 商品やサービスが複数ある場合、商品一覧を設置する(ユーザーが自分の目的に合ったものを選びやすくなる)
  • 新着情報やニュースは、ユーザーにとって有益な情報でなければ削除する

ホーム画面の変更は手間も時間もかかるかもしれませんが、CVRに大きく影響するため、今一度見直すことをおすすめします。

CVR(コンバージョン率)の改善施策③:エントリーフォーム

BtoBサイトでは、ある程度比較・検討した上で問い合わせや申し込みをされるケースが多く、エントリーフォームでの離脱率は比較的低いといわれています。

そのため、使いにくいエントリーフォームによって、完遂率が100%を切ってしまうことは非常に勿体ないと考えます。

最低限、次にあげる項目はクリアしておくよう、エントリーフォームを見直しましょう。

  • 1ページで完結する設計にする
  • 簡単に入力できるように見える設計にする
  • 入力必須項目が未入力の場合は「送信ボタン」を押せないようにする
  • 郵便番号の入力で自動で住所が入るようにする
  • ラジオボタン、チェックボックスは縦並びにする
  • 離脱につながる項目を削除する【例】「前のページに戻る」ボタン、他ページへのリンク、ヘッダー、フッター、サイドバー など
  • フォームから離脱する前に、確認のポップアップを表示する【例】ブラウザを閉じようとすると「このページを閉じても良いですか?」の画面を出す

なお、上記にあげた内容は、個人向けサイトにも効果的です。

個人向けの場合は、エントリーフォームの良し悪しがCVRにも影響するため気を付けましょう。

CVR(コンバージョン率)の改善に役立つツール

CVRの改善に役立つツールは、大きく分けると次の3つがあります。

  • アクセス解析ツール
  • ヒートマップツール
  • ABテストツール

これらのツールを効果的に使うことで、データをもとに仮説立てながら施策を実行できます。

「CVRの改善方法がよく分からないから、ツールを使いたい」

「CVRの改善を社内で説明するために、根拠となるデータが必要」

以上のような方もぜひ参考にしていただければ幸いです。

ここでは、これらのツールを簡単に紹介しておきます。

アクセス解析ツール

アクセス解析ツールを使うことで、CVRの算出、改善を検討すべきページの洗い出しなどが簡単にできます。

基本的には、Googleアナリティクスを使うことで必要な情報をほぼ取得できます。

ヒートマップツール

ヒートマップツールとは、ユーザー行動を分析できるツールです。

どこが最も見られているのか、ユーザーが読み飛ばしている項目はどこなのか、といったことが視覚的に分析可能なため、改善策の気づきを多く与えてもらえます。

ABテストツール

ABテストツールとは、WebサイトのABテストを簡単に行うことができるものです。

定量的なデータで判断できるので、非常に便利です。Googleオプティマイズを使えば無料です。

まとめ

今回は、BtoBサイトにおけるCVRの改善施策をご紹介しました。

記事の中でもお伝えした通り、CTAの施策は簡単に実施でき、すぐに効果が出やすいので非常におすすめです。

CVRの改善では、競合分析や分析ツールなどから得られるデータも重要になるため、様々な施策を実施してみましょう。